ポーセラーツ? ポーセリンアート? どっちが正解?

「?」柄のカップ&ソーサー

ポーセラーツとは、白磁に転写紙や上絵の具で絵柄をつけて焼き付けるハンドクラフトで、キルンアート(Kiln=窯)のジャンルの一つです。
金継ぎやチャイナペインティングなどもキルンアートの一つです。

では、ポーセリンアートとは何でしょう?
ポーセリンアートとは、白磁に転写紙や上絵の具で絵柄をつけて焼き付けるハンドクラフトで…あれ? ポーセラーツと同じですね?

そう、実はポーセラーツとポーセリンアートは基本的に同じものなのです。

Porcelarts(ポーセラーツ)とは、Porcelain(磁器)とArt(芸術)を組み合わせた造語で日本ヴォーグ社の登録商標です。
「ポーセラーツ講師」や「ポーセラーツサロン」を名乗れるのは、日本ヴォーグ社のポーセラーツインストラクターカリキュラムを習得した人だけ。

一方、ポーセラーツと同じ技法や似た材料を使用しているけれど、日本ヴォーグ社の規定を満たさないもの。
それがポーセリンアートです。

糸ようじ → デンタルフロス
セロテープ → セロハンテープ
エレクトーン → 電子オルガン
プリクラ → 写真シール作製機
UFOキャッチャー → クレーンゲーム機

これらの登録商標 → 言い換え例と同様です。
どちらが優れているとか劣っているというものではありません。

ポーセラーツのことを一般名称のポーセリンアートと言うことはできますが、その逆は許されていません。
制作した作品を販売する際にも、規定を満たさないものは「ポーセラーツ作品」とうたうことはできないので注意が必要です。