近年、スマホの普及とともに無料で使用できるデザインアプリも増えてきました。
そんな中でもクリエイティブ業界で未だ圧倒的シェアを誇る有料アプリの企業があります。
世界最王手の「Adobe(アドビ)」です。
グラフィックデザイン、WEBデザイン、映像、ゲーム、印刷…あらゆる現場でAdobe製品が使用されています。
Photoshop(フォトショップ)、Illustrator(イラストレーター)、Indesign(インデザイン)など、分野によって主に使用するアプリは違いますが、プロのクリエイターで「Adobe製品を知らない。使ったこともない」という人はいません。
料理人が「包丁? まな板? 聞いたことないな」ということがあり得ないのと同じくらいの基礎です。
無料アプリを使えば専門知識のない方でも気軽に画像加工をしたり、デザイン制作を行うことができます。
知識・スキル・経験などを売り買いできるスキルマーケットでは、無料アプリや画像生成AIを利用して〝デザイナー〟を名乗る方もいますが、商用利用ができなかったり品質に問題があるケースも少なくありません。
Adobe製品にも機能を制限した無料版がありますし、プロでも併用する場合があるので一概には言えませんが、信頼できるデザイナーを探すには制作環境を質問してみるのも一つの手段でしょう。
ちなみにAdobe製品は定額制(サブスクリプション)です。
デザインの現場で広く使われているアプリをまとめた「Creative Cloudコンプリートプラン」は月額税込6,480円(2023年3月現在)です。
年間7万円以上かかるため決して安いものではありません。
Adobe製品を使用しているということは、これだけの投資をして仕事をしているという証拠でもあります。