焼成前後でこんなに変わる! ポーセラーツ用転写紙の色味

陶芸の釉薬が焼成前後で大きく色味が変わるのに対し、ポーセラーツの転写紙は〝見たまま〟に制作できるのがメリットです。
しかし、まったく色味が変わらないというわけではありません。

さまざまな色柄の転写紙を見比べて好みのものを選び、白磁に貼り付け、いざ焼いてみたら…あれ? 微妙に印象が違う?

そんな残念な思いをしないために大きく色が変わるパターンを把握しておきましょう。

焼成前のベーシックカラー転写紙
焼成後のベーシックカラー転写紙

焼成前後の転写紙の色味を見比べると全体的に鮮やかになっていることが分かります。
特に「G001 あずき」「T002 赤」「G003 オレンジ」の赤系の変化が顕著ですね。

一番大きい変化は「G019 ホワイト(ソフト)」です。
焼成前は薄いピンク色だったものが、焼成後は白色になっています。
これはカバーコートによるものです。

転写紙は、台紙、水溶性のり(デキストリン)、上絵の具(色柄)、カバーコートの層構造になっています。
水につけて台紙とその上層(水溶性のり+上絵の具+カバーコート)を分離させ、白磁に貼り付けます。
焼成するとカバーコートが焼け消えるので、上絵の具が残る仕組みです。

他の転写紙のカバーコートが透明なのに対し、「G019 ホワイト(ソフト)」は薄いピンク色です。
もし透明だったら「G018 ホワイト(ハード)」との見分けが難しいでしょう。
白色の柄や金入りなど、特殊な転写紙は色付きのカバーコートで区別できるようになっているものが多いです。

同じ転写紙でも焼成温度で発色が変わる場合もあります。
また、画像の色味はあくまでも参考です。
Art Studio MORICOでは教室にカラーサンプルをご用意していますので、現物の色味を確認しながら焼き上がりを想像して制作しましょう。