「機種依存文字」って何? 使わない方がいいの?

Eメールでのやりとりの際、先方の文章内に脈絡のない文字が入っていて困ったことはありませんか?
こういった現象を「文字化け(もじばけ)」といいます。
文字化けの原因としてよく挙げられるのが「機種依存文字」です。

環境依存文字とも呼ばれ、その名の通り「特定の環境下でしか正常に表示されない文字」のことです。
代表的なものに、丸囲み数字、ローマ数字、単位、省略文字などがあります。
例えば、Windowsで機種依存文字を使って作成した書類をMacで開くと文字化けしてしまう場合があります。
それぞれのOSや文字コードが違うからです。

近年、どのような環境下でも同じ見え方にできる「UTF-8」という文字コードが普及してきたことにより、文字化けに悩まされることは減りました。
しかし、重要なメールを送る際には気をつけたいものです。
自分には問題がない文章でも相手には読めないかもしれません。
できるだけ機種依存文字は使用しないように気をつけましょう。

また、本来の機種依存文字には含まれませんが、古いパソコンでは使えない文字や、インターネット上で誤動作を誘発する文字もあります。

とはいえ、全ての機種依存文字や問題がある文字を把握しておくのは至難の業です。
文章内で機種依存文字を使用していないか確認してくれるWEBサービスがありますので、利用してみるのもいいでしょう。

どうしても機種依存文字を使いたい場合は複数の文字を組み合わせて表現する方法もあります。
例えば、「Ⅵ」というローマ数字は大文字の「V」と「I」と並べて「VI」と表します。
「㊤」は「(上)」、「㎜」は「mm」といった具合です。

■機種依存文字チェッカー/https://form.submitmail.jp/tools/check/